Posts

TSUBAME3 移行に伴なう各自のファイルの保存作業について

TSUBAME2.5は東工大で運用されているスーパーコンピュータです。TSUBAMEシリーズはTSUBAME1.0の導入以来、TSUBAME2.0、そして現在のTSUBAME 2.5へと更新を繰り返すことでその時代に見当った性能を提供しています。今夏、そのTSUBAMEがTSUBAME3.0に更新されることとなりました。

ご存知のように、現在、教育用計算機システムのファイルシステムとユーザ管理システムはTSUBAME2.5に支えられております。このため、TSUBAME3.0への更新とともに教育用電子計算機システムも大きく改変されます。秋にからは、さらに新しく、快適な計算機環境が楽しめます。

重要な注意

更新に伴なって、学生さんを含むすべてのユーザのユーザアカウントとファイル保存領域が初期化されます。つまり、Q3になって教育用電子計算機システムを利用しようとしても、ログインすることができません。ログインをするには、TSUBAME3.0が稼動したあと改めてユーザ登録をしなくてはいけません。さらに、所定の手続きを経てユーザ登録をし、ログインしても現在、あなたが見ているファイルはすべて失われています。更新作業に伴なって、ユーザのファイルはすべて削除されるからです。ご自分のファイルを保持するためには、今の時点でなんらかの手段で教育用電子計算機システム上のファイルを安全な場所に複製しなくてはいけません。

なにを保存しなくてはいけないのか?

多くの人はファイルをデスクトップ (Desktop)、書類 (Documents)に保存していると思います。ほかにはダウンロード (Downloads)、パブリック (Public)、ピクチャ (Pictures)、ミュージック (Music)、ムービー (Movies)

Mailアプリで閲覧しているメールメッセージのデータを保存する必要はありません。たしかに、受信したメッセージは所定のフォルダに保存されているのですが、それとは別に大学のIMAPメール受信サーバに保存されている内容が正本です。メールサーバはTSUBAME3.0への移行の影響は被らないので、そこに保存されている内容については現在のまま維持されるからです。

ファイルのバックアップ作業

TSUBAME3.0の更新とともに、教育用電子計算機システム上のあなたのファイルはすべて削除されます。以下のいずれかの手段で必要なファイルをすべて安全な場所に複製して下さい。

  1. クラウドストレージへの複製

    クラウドストレージとはインターネット上でデータを管理するためのサービスです。人気の高いサービスに、Dropbox, Box, Google Drive などがあります。クラウドストレージシステムはインターネット上のサービスですので、インターネットに接続されたさまざまな機器から、あなたのファイルにアクセスできるようになります。初歩的な使い方としては、ウェブブラウザを使って、ストレージサービスにアクセスすることであなたのファイルにアクセスできるようになります。

    より便利な使い方としては、パソコンに専用のアプリケーションをインストールすることで、あなたのパソコンの一部のフォルダの内容が自動的にクラウドストレージシステムに同期できます。この設定を施せば、自宅で該当するフォルダのなかでレポートを作成しておけば、大学のIT環境でその内容を確認することができます。また、携帯端末に専用のアプリケーションをインストールすることで、クラウドストレージを閲覧することもできます。

    クラウドストレージは認証システムで保護されており、クラウド上では個々のファイルは暗号化して保存されています。クラウドストレージシステムのアカウントに十分に強力なパスワードを施せば、ファイルが流出する心配はいりません。

    バックアップ作業をするには以下の手順を実施して下さい。

    1. ウェブブラウザからクラウドストレージサービスにアクセスしてユーザ登録して下さい。この作業は、ご自分のパソコンでも実施できます。

    2. これ以後の作業は教育用電子計算機システムにログインして実施して下さい。

      デスクトップに MyData という名前のフォルダを作成し、そのなかに保存したいすべてのデータの複製を保存して下さい。ドラッグ&ドロップすると、ファイルを移動してしまい、元の場所からファイルが失われてしまいます。必ずコピー&ペーストして下さい。

    3. MyData を右クリックし、「“MyData”を圧縮」を選択して下さい。MyData.zipという名前の.zipファイルが作成されます。

    4. Safari でクラウドストレージサービスにログインし、MyData.zip をアップロードして下さい。

  2. あなたのUSBストレージ機器への複製

    この方法は手軽ですけれども、あまりお薦めの方法ではありません。USBストレージ機器は紛失しやすく、故障の頻度も高いからです。どうしてもこの手段を選択する場合、機器を持ち帰るのを忘れないように機器に長くて目立つストラップを繋げることを強くお薦めします。

    USBストレージ機器をキーボードに挿入しないで下さい。キーボードのUSB接続口は極めて密着性が高く、一度、挿入すると相当な力を込めないと外れないことが頻発しています。必ずiMacの裏にある挿入口を利用して下さい。また、挿入したらすぐに長いストラップを手前に垂らして、USB機器の外し忘れしないように心掛けて下さい。

    1. 教育用計算機システムの端末にログインして下さい。

    2. USBストレージ機器を前述の点に注意しながら挿入して下さい。

    3. デスクトップにあなたのUSBストレージ機器に相当するフォルダのアイコンが表示されるはずです。20秒待って表示されない場合は、USBストレージ機器を挿入し直してみて下さい。何度やっても認識されない場合には、USBストレージ機器に問題があるかもしれません。

    4. あなたのUSBストレージ機器に相当するフォルダのなかに保存したいすべてのデータの複製を保存して下さい。ドラッグ&ドロップすると、ファイルを移動してしまい、元の場所からファイルが失われてしまいます。必ずコピー&ペーストして下さい。

    5. すべてのファイルの複製が完了したら、USBストレージ機器に相当するフォルダを右クリックして、「“…”を取り出す」のようなメニュー項目を選択して下さい。やがてこのフォルダのアイコンが消滅するはずです。フォルダが消えたら、iMac からUSBストレージ機器を取り外して下さい。

    フォルダ内のファイルをアプリケーションで開いていたり、ターミナルでそのフォルダ内で作業をしているときにはエラーが表示されます。アプリケーションを終了したり、ターミナルで cd するなどで対応してから、「取り出す」作業を繰り返して下さい。

subscribe via RSS